クラシック音楽学習歴を
社会で生きていくための "自分の強み" にするために

クラシック音楽の商業的売上は、世界の音楽業界全体の1〜5%に相当し、金額にして推定3億〜14億米ドルとされています。売上規模としては決して大きくはないものの、クラシック音楽はポップ、ロック、ヒップホップ/ラップ、ダンス/エレクトロニック、ラテン音楽に次いで6番目に人気のあるジャンルとされています。

モーツァルトやショパンといった有名な作曲家の楽曲は、毎日世界中で何百人もの演奏家によって演奏され、年間で何千万人もの人々に聴かれています。このように、時代を超えて愛され続けているクラシック音楽ですが、演奏できるようになるためには、目指すレベルによってその程度は異なりますが、学習において、次のような投資が求められます。

・お金：レッスン代、楽器代、楽譜代 など
・時間：練習時間、レッスン時間、復習時間、教室 - 自宅の移動時間 など
・心的コミットメント：目標達成に向けた努力や姿勢（学習者自身やその親も含む）

「お金」や「時間」の投資は、合理的に行われることが望ましいですが、クラシック音楽の学習者はしばしば、無限の投資が当然であるかのような文化に直面することがあります。特に本格的に取り組むほど、そのような状況に遭遇する機会は増える傾向にあります。

このような教育環境や文化の中で、クラシック音楽を学ぶ多くの人は、投資に見合うリターンを得られないのではないかという不安から、学習を途中で辞めてしまうことがあります。実際に、音楽関連の働き口が限られていることも背景に、学習を続けて音大に進学しても、音楽活動で収入を得たり、音楽の学びが活かせる職に就ける人はごくわずかです。

私たちは、クラシック音楽の学習者が、早期から経済力を身につけ、学習への投資から最大のリターンを得られるようになることを支援します。また、クラシック音楽のファンを増やすことで、供給側だけでなく需要側も活性化させ、クラシック音楽が、より多くの人々の豊かな人生の一因となることを目指します。